会社案内

ご挨拶

初めての撮影隊の受け入れ。

2012年12月、現在は演出部の道に進んだとある制作部からの一本の電話でした。TBS系連続ドラマ日曜劇場とんびの撮影が、青梅西和ロケーションサービスの始まりです。ドラマ撮影自体が初めての経験だったので、現場に集まって来るロケバスや機材車、撮影機材、スタッフの多さにただただ驚きました。細部にまで飾り込まれた美術装飾、真冬の凍てつく寒さの中で本番体制を整える技術部、張り詰めた緊張感の中で演出部から響く「本番!!!!」の掛け声、その時代その人間を生きるかのように役を演じる俳優部、そこには今まで見たこともない光景が広がっていました。撮影終了後、担当者から放送日を教えていただきテレビの前で放送を迎えた時、「言葉に表せない感情と興奮」に包まれたことを今でも鮮明に思い出します。あれから時は流れ、多くのスタッフや作品とのご縁をいただき、その素晴らしい出逢いの数々は数百作品に上りました。

現在では、週刊誌のスチール撮影に始まり個人向けのコスプレ撮影、学生主体の自主製作作品、YouTube作品、バラエティ番組、子供番組、ニュース番組、民法各局が制作するテレビドラマ、ミニシアター映画、商業映画、CM、MV、世界配信もされるHulu、Netflix、Amazonプライム、ディズニー・チャンネル、WOWOWとハリウッドが共同制作する日米合作ドラマといった幅広い映像制作作品に携わらせていただいています。

ジャパンフィルムコミッション記念総会の場に。

2019年10月、東京国際フォーラムで開催されたジャパンフィルムコミッション10周年記念総会に「東京映画遺産~青梅と映画看板と板観さん」として、四半世紀の付き合いをさせていただいた「最後の映画看板絵師 久保板観」の映画看板達と共に、総会スタッフとして企画参加もさせていただくことができました。

堤幸彦監督作品 映画「望み」に参加。

2020年1月、堤幸彦監督映画作品「望み」の撮影にロケーションコーディネーターとして参加させていただきました。劇中の主人公一家が暮らす石川邸をメインロケ地に、青梅市内にある5つのロケ地を手配させていただき撮影に臨みました。市内各所で連日に渡ったロケ撮影、SNSや口コミで撮影の存在を知り、現場に多くの人が集まってきてしまいましたが、現場見学されていた地域の方々が、撮影隊の進行や指示に丁寧に応対してくれ、誰ひとり欠けることなく、地域の皆さんと共に現場の緊張感とお祭り感をつくりあげることができました。「望み」の撮影は私のかけがえのない大きな財産となり、今でも私の原動力となっています。現場を提供してくれた株式会社泰伸さんをはじめ、今は北海道の地でメロン農家を営む制作部の永原さん、助監督の関根さん、堤組スタッフ、そしてあの現場に居合わせた地域の皆様、本当に大勢の方々のご理解とご協力をいただき、堤組の撮影を受け入れることができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。劇場で拝見しましたが、あそこまで青梅市内が作品の舞台裏になっている映画作品は過去になく、石川邸を上空から見下ろす市内全域の空撮シーンは圧巻です。今後青梅映画を語る上で間違いなくシンボリックな作品の一つになったのではないかと思います。

地域活性に欠かせない産業。地元郷土愛というエンジン。

大きなチームだと50名から100名規模の人数で現場入りしてくる撮影隊「無遠慮な」撮影隊の受け入れは、正直面倒くさいと思われがちですが、映画やドラマは産業に位置付けられ、日本国内に大きな経済効果をもたらす「地域活性に欠かせないエンジン」だと考えています。私達が暮らす日本では、ドラマや映画はまだまだ娯楽の一種に捉えがちですが、撮影隊がロケ地に訪れることで潤う企業や店舗は計り知れません。ロケ弁を提供する地元飲食店をはじめ、ロケハン時にスタッフ達が立ち寄る食堂やとんかつ屋さん、そば屋さん、らーめん屋さん、コンビニ、スーパー、ガソリンスタンド、コインランドリー、クランクアップの花束を提供する花屋さん、スタッフ達が寝泊まりする宿泊施設、慰労会の場となる居酒屋さん、作品公開後にファンの聖地として賑わうロケ地巡りや食べ歩きなど、ありとあらゆる経済効果が各地で生まれています。また、地元で撮影された作品を鑑賞された地域の皆さん、日頃から現場の舞台裏を陰で支えてくれている地元ボランティアスタッフの皆さん、エキストラスタッフの皆さんなど、それぞれが抱く地元への思いを更に深める「郷土愛」に繋がると考えています。

映画やドラマは人生に深く影響する総合芸術。

いつの時代になっても、どんな時代が訪れようとも、映画やドラマといった芸術が、人々の心を動かすだけでなく、人生そのものに強い影響をもたらしてくれる存在だと信じています。青梅西和ロケーションサービスは、地域の皆様に夢や希望、元気を届けていける集団を目指し、傍観者ではなく実行者として、これからも撮影に協力をいただいているオーナー様や地元自治会の皆様、ボランティアスタッフ、エキストラスタッフ、地域の皆様と連携を取りあいながら、1人でも多くの人に西多摩の地域活性と文化の振興を感じていただけるよう、郷土愛を更に深めていただけるよう、30年、50年、その先の未来へと邁進してまいります。

令和4年10月吉日
青梅西和ロケーションサービス
代表取締役 小野邦晃

会社概要

会社名 株式会社西和ロケーションサービス
(ジャパンフィルムコミッション10周年記念総会協力企業)
設立
年月日
2015年9月11日
本社
所在地
〒198-0011 東京都青梅市塩船232-1
事務所
所在地
〒198-0031 東京都青梅市師岡町4-7-1
代表者 代表取締役 小野 邦晃
資本金 2,000,000円
事業内容 1.不動産の売買・企画・開発・運営・管理及びそのコンサルタント業
2.古物の売買
3.ペット霊園の経営
4.撮影スタジオの経営
5.撮影ロケ地の斡旋及び撮影に関するロケーションコーディネート
6.撮影用小道具のリース及びレンタル業
TEL 090-4705-6757 090-4705-6757
FAX 0428-24-9277
メールアドレス seiwalocations@outlook.jp

アクセス(事務所)

JR青梅線 河辺駅 北口より徒歩5分
関越自動車道経由 / 練馬インターから鶴ヶ島JCTで圏央道青梅IC経由 約50分
中央自動車道経由 / 新宿ランプから八王子JCTで圏央道青梅IC経由 約70分